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全長 |
重量 |
口径 |
装弾数 |
製造国 |
216mm |
1130g |
.45ACP
.38Super |
7+1
9+1 |
アメリカ |
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「大口径主義のアメリカ」の象徴とも云える大型自動拳銃。
正式名称は「コルト.45オート」。愛称である「ガバメント」は、政府官給品を示す「ガバメント イシュー」
から由来しており、正式名称よりもこちらの方が一般的である。他にも「.45(フォーティーファイブ)」「G.I.コルト」
など、様々な愛称がある。
天才銃工で名高いジョン ブラウニングが開発しただけあって、シングルアクション、シングルカラムで
あるものの、グリップセーフティとサムセーフティという2つの安全装置を持ち、シンプルで信頼性が高く、
バランスの取れた完成度の高い銃である。
1986年にはパテントが切れたこともあり、海外のコピー銃や他メーカーから発売されたカスタムタイプも多数存在する(主なメーカーはS&W、スプリングフィールド、STI、ウィルソン コンバット、キンバー、
パラ オーディナンス、AMTなど)。近年ではシグ社も1911(GSR)作りに名乗りを挙げて話題になった。
本銃の採用以前である19世紀末から20世紀初頭、その頃はアメリカ軍も他国同様.38口径の拳銃を採用していたが、植民地であるフィリピンで起きた原住民族との衝突では.38口径を受けても戦い続ける敵の戦士にショックを受けた(.38口径や9mm口径の弾は、感覚麻痺状態にあったりボディアーマーを着用している相手にはストッピングパワーが低い)。
それ以来、アメリカはストッピングパワーの高い.45口径に対して盲目的とも云える信仰を持ち、直後に旧
採用銃であるコルト SAAを引っ張り出し再採用した上、その後継にも.45口径弾を使用する本銃を『M1911』
の名前で1911年に採用する。
そして1985年にM9にその座を譲るまでの実に半世紀以上の間、軍事大国アメリカの制式拳銃として君臨。民間でも「ガバメント」の名前で販売され、これまでに約200万挺が生産され今なお現役として活躍している。
1926年に米軍の要望により操作性の点で細かな改修の加えられたM1911A1になるなど数回のモデル
チェンジが行われている。
別の定義として、フルサイズの5.1インチモデルをガバメントと言い、これよりも小さい4.3インチモデルのことをコマンダー、それ以下の3.12インチモデルのことをオフィサーズと言うこともある(オフィサーズは現在、ディフェンダーと名を変えている)。
世に出てから既に100年は経過しようという拳銃界では最古参の領域に入る存在で、コルト社純製のフルサイズモデルの最終グループであるM1911A1が登場したのが15年近くも前のことになるが、映画などの
影響もあってか、今もなお全ての機種において、アメリカのみならず日本国内においても根強い人気を持つ。
戦後、日本の警察でもアメリカから供与された本銃を、同じ.45ACP弾を使用するM1917リボルバーと共に警察官用の装備として1970年代まで使用していたという。これは警察機構が保有している拳銃の数が警察官の人員に比べ、遥かに少なかったからであり、M1911A1を携行する警官は周囲から羨望の的であったらしい。
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登場作品 |
使用者 |
備考 |
007 ワールド・イズ・
ノット・イナフ |
ジェームス・ボンド
レナード |
M1911A1
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48時間 |
ジャック ケイツ |
A1 |
HEAT |
ヴィンセント ハナ |
オフィサーズACP |
L.A.コンフィデンシャル |
ジャック ビンセンズ巡査部長
エドワード "エド"エクスリー警部補 |
M1911A1
廃モーテルでの銃撃戦で使用 |
Mr. & Mrs. スミス
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ジョン スミス |
サイレンサー付
二挺拳銃
シルバーモデル
S&WM1911? |
RONIN |
サム |
M1991A1
ウィーン市内での銃撃戦で使用 |
S.W.A.T |
− |
− |
VERSUS |
脱獄囚KSC2-303
レザボア(チビ) |
序盤でチビから強奪
ウィルソン コンバット タクティカル |
アウト フォー ジャスティス |
ジーノ |
− |
アラクニッド |
マーサーの兄 |
ステルス墜落後のジャングルにて |
アンタッチャブル |
エリオット ネス
フランク ニティ |
M1911A1
ステンレスモデル |
一撃 -ICHIGEKI- |
カーシャ
ウィリアム ランシング |
カーシャはシルバーモデル,売春宿での銃撃戦で使用 |
エグゼクティブ デシジョン |
アメリカ陸軍対テロ特殊部隊 |
− |
カラー オブ ペイン 〜野狼〜 |
ドッグ |
M1911A1 |
共犯者 |
カルロス |
− |
グリマーマン |
ジャック コール |
− |
クロスゲージ |
ジェームズ ダン軍曹 |
M1911A1
フラッシュライト装備 |
刑事ニコ 法の死角 |
ニコ トスカーニ |
− |
撃鉄 -GEKITETZ- |
デュノワ |
終盤で使用
ステンレスモデル |
ゲッタウェイ |
ドク マッコイ |
M1911 |
ザ ロック |
フランシス ハメル准将 |
ウッドトーングリップパネル装備 |
地獄の黙示録 |
ウィラード大尉 |
A1 |
死の標的 |
ジョン ハッチャー |
前半で使用 |
スコーピオン |
マーフィー |
二挺拳銃
ステンレスモデル
カジノでの銃撃戦で使用 |
スナッチ |
ボリス ザ ブレイド |
− |
セブン |
ミルズ |
カスタムモデル |
ダイ・ハード |
− |
− |
タイガーランド |
ボズ |
− |
タイタニック |
カルドン(キャル) ホックリー |
おそらくM1911A1の特注モデル |
ダブルタップ |
その他IPSC選手
ミウ刑事
リック |
ハイキャパシティー45
ドットサイト |
沈黙の聖戦 |
ジェイク ホッパー |
終盤でサプレッサーを装備 |
沈黙シリーズ |
− |
− |
デスペラード |
− |
− |
電撃−DENGEKI− |
オーリン ボイド |
コンバットコマンダー |
ハード トゥ キル |
メイソン ストーム |
M1911A1 |
パール ハーバー |
レイフ
レッド
B25搭乗員 |
A1 |
バイオハザード
バイオハザードIIアポカリプス |
アリス |
スプリングフィールド1911
パラオーディナンスP14.45 |
パニッシャー |
フランク キャッスル |
競技用カスタム
二挺拳銃 |
ハムナプトラ |
リック オコーネル |
− |
バレットダウン |
アンドリュー
ニコライ |
ニコライから奪う,廃屋での銃撃戦で使用
ダブルイーグル |
ハンター |
ラルフ ソーソン |
− |
フェイス/オフ
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ショーン アーチャー
キャスター トロイ |
スプリングフィールドV12
金加工、二挺拳銃 |
復讐者 |
ジャック ルーカス |
M1911A1
後半で使用
父から借りたもの |
フライト オブ フェニックス |
フランク タウンズ |
− |
プライベート
ライアン |
− |
項目参照 |
ブラックドッグ |
カトラー |
ステンレスモデル
埠頭での銃撃戦で使用 |
ブラックホーク・ダウン |
− |
− |
プラトーン |
− |
− |
フルメタル ジャケット |
ジョーカー |
− |
ホステージ |
ジェフ タリー |
キンバーLAPDカスタム |
マイボディガード |
ジョン クリーシー |
− |
ラストマン スタンディング |
ジョン スミス |
M1911A1
二挺拳銃 |
ランダウン |
ベック
ハッチャーの手下 |
− |
レイダース 失われたアーク |
インディアナ ジョーンズ |
− |
レクイエム |
ベン アーチャー |
二挺拳銃
デュアルトーンモデル |
ワイルドスピード |
ブライアン |
ラストのカーチェイスで使用 |
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銃火器の画像解説文は、各銃器メーカーより転載しています。
転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 |
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