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全長 |
重量 |
口径 |
装弾数 |
製造国 |
248(460)mm |
1.59kg |
.380ACP |
16/32
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アメリカ |
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1960年代末に、ゴードン イングラムの経営するSIONICE社が開発した、小型の短機関銃M10のさらに小型版。SIONICE社はM11を開発した後、ミリタリー アーマーメント コーポレーション(Military Armament Company:MAC)と社名変更した。この銃は1970年に開発されて以来、多くのコピーモデルや改造モデル
が製造されている。
本来は連射時に扱いにくかったM10の弾薬を反動の少ない.380ACP弾へ変更し、小型化して扱いやすく
改良するはずであったのだが、小型になっても連射速度は相変わらずで、連射時の制御難はM10以上。
社名変更した5年後にMAC社が倒産するなど製造元は二転三転するが、ユーザーからは今だ「MAC」ないし
制作者の名を取って「イングラム」と呼ばれている。
当初から大型のサプレッサーと組み合わせて運用することが考慮されており、銃口にはサプレッサー用
のネジが切ってある(M10でも切ってあるが)。減音用だけでなく、ただでさえ小さい上に発射サイクルの早い
本銃を射撃する際のバランスをとるためにも使われているらしい。
見た目でM10と見分けるのは難しいが、M10はフロントサイトに1つ、リアサイトに3つの穴が開いているの
に対し、MAC11はリアサイトに1つしか穴が開いていない。 ベトナム戦争で得た高い評判と、安価でメンテ
ナンスを必要としない高い耐久性から、MAC11は政府機関、特殊部隊からテロリストに至るまで、世界的に
使われている。なお、現在は生産されていないが、今なお現役。
余談だが、1970年代に米国のCIAが外国でMAC11を好んで使用したため、この銃には「CIAのオモチャ」
というアダ名が付いている。
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登場作品 |
使用者 |
備考 |
ダイ・アナザー・デイ |
ジェームズ ボンド |
ヘビーバレル |
アラクニッド |
ヴァレンタイン |
放熱サプレッサー装備 |
マスク |
ドリアンの手下 |
− |
グリマーマン |
ドナルド カニンガム |
古ホテルでの銃撃戦で使用 |
コラテラル
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韓国人ギャングの一人 |
ディスコでの銃撃戦にて |
ジェネックス コップ |
ダニエル |
ロコのアジトでの銃撃戦で使用 |
ダイ・ハード3 |
ジョン マクレーン
テロリスト |
テロリストから強奪
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沈黙の戦艦 沈黙のテロリスト
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ケイシー ライバック
スワン
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中盤でMP5Kとのクロスショットを見せる
前半でファジーを射殺する際に使用
レーザーサイト付き |
電撃−DENGEKI− |
悪徳警官 |
カスタムモデル
クリーニング店での銃撃戦で使用 |
ハイリスク |
フランキー ローン
フランキー パパ
ヴァレリー |
− |
爆裂都市(2004年) |
グレン |
− |
フォーリング ダウン |
D-フェンス
チンピラ |
チンピラから強奪
− |
ブレイド
ブレイド2
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ブレイド |
カスタムモデル |
マトリックス・リローデッド |
トリニティ |
− |
ランナウェイ(1997年) |
レイモン ヴィラール |
中盤で使用 |
リターナー |
ブラウン博士 |
近未来カスタム |
レジェンド・オブ・メキシコ/
デスペラード |
サンズ |
− |
ワイルドスピード |
ジョニー トラン
ランス |
サプレッサー付き
ラストのカーチェイスで使用 |
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