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全長 |
重量 |
口径 |
装弾数 |
製造国 |
985mm |
3.3kg |
12ゲージ |
5 |
アメリカ |
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ブラウニング M1893のパテントをウィンチェスター社が購入し、問題点を改善させたポンプアクション式
散弾銃。 元がレバーアクション式だった物をポンプアクションに改設計したため、後のモデルと異なり、
ハンマーが露出しているのが大きな特徴。そのためレシーバーの全長が若干短く、排莢孔のカバーを
設けるスペースもないため、中のメカがのぞけるようになっている。
また、この種のショットガンでは珍しく、銃を前後二つに分解する、『テイクダウン』が可能である。バレル
(正確にはチャンバー)とレシーバーが完全に結合・固定されていないためにできる芸当で、映画(『ブリット』
など)でもたまにこれを再現しているシーンが見られる。
レピーター(3発以上の総弾数を持つ銃の総称)散弾銃の元祖と云われ、民間の他にも軍隊、警察など
で使用された。そして第一次大戦では塹壕戦の狭い近接戦闘にて凄まじいまでの有効性と残虐性を示し
『トレンチガン(塹壕銃)』の異名を得るほどまでに活躍。その威力は後の戦争条約にて散弾銃が使用禁止
項目として盛り込まれる程であった。
なお、白兵戦用に銃剣を装着できるモデルも作られている。
また加熱した銃身から射手の手を守るため、バレルジャケットも追加されているのが特徴。
後にハンマー内蔵式のM12も作られ、さらにこれからM1200、M13000に発展。M12、M1200はアメリカ軍
にも納入され、こちらも同様の『トレンチガン』仕様に仕上げられた物がある。M1200トレンチガンは少数
ながらベトナム戦争にも投入されたが、この頃にはイサカ M37などの優秀なライバルが多く登場しており
、重量のあるM1200はあまり人気がなかったと言う。
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