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全長 |
重量 |
口径 |
装弾数 |
製造国 |
1041.4mm |
3.45kg |
12ゲージ |
7+1 |
イタリア |
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イタリアのショットガンメーカーであるベネリ社が開発した、公的機関向けのコンバットショットガン。
同社のM1をより強力に、かつ扱いが容易になるように設計されている。
スパス12と同じく、速射力を重視するセミオートと通常のポンプアクションとを切り換えるシステムを備えて
いるのが最大の特徴。固定式スタンダードストックモデルとガングリップのショーティモデル、ストック付きの
ガングリップモデルがあり、これらのストックは用途や射手に合わせて交換可能となっている。また上方回転
式の折りたたみストックを備えた『M3T』や、サビに強いクロームステンレスのモデルも存在する。
米国の警察機構をはじめ、世界中のSWATチームが採用している(もっとも、最近では軍・警察用のショット
ガンには半自動の必要が無いということで、ベネリより安価なレミントンやモスバーグを採用する傾向にある
らしい)。 また、狩猟用のベンチレーテッドリブ付きの銃身なども用意されており、日本国内でも数は少ない
ものの、狩猟用としてそれなりに流通しているようで、世界一厳格なガンコントロール体制を敷いている日本
国内で入手可能な数少ない軍用銃(準軍用銃)である(ただし銃刀法の規定により装弾数は3までである)。
現在、製造元であるベネリ社は、フランキ社と同様に業界大手のベレッタ社のショットガン部門
として吸収合併されており、このM3をさらに発展させたM4は、アメリカの海兵隊に制式採用されている。
どのような優れたシステムを持つショットガンでも、散弾を集中させることは容易ならざることであり、技術
的には離れ技に近い。だが、ベネリのショットガンは『ショットガンに精密射撃能力を付与させることは
理論的・技術的に不可能』という常識を覆している。
ある程度の広がりこそ避けられないが、それでも立て篭もり犯に向かっても発砲してもレミントンのショット
ガンのように人質まで傷付ける可能性は低減させることが出来る。
そのため、実態数こそ確認できていないがアメリカ国内にいるであろうバウンティーハンターやいわゆる
プライベートオペレーターも関心を示しているようだ。
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