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モデル |
全長 |
重量 |
口径 |
装弾数 |
製造国 |
M1873 |
990mm |
2.2kg |
.44-40Winchester
.45LC |
14 |
アメリカ |
M1892 |
965mm |
2.7kg |
.44-40Winchester
.45LC 等 |
10 |
アメリカ |
M94 |
968mm |
2.9kg |
.30-30Winchester
.44Magnum 等 |
6/7 11/12 |
アメリカ |
M9422 |
943mm |
2.7kg |
.22LR
.22WMR |
15 11 |
アメリカ |
M9410 |
1070mm |
3.1kg |
.410ゲージ |
9 |
アメリカ |
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レバーアクションで有名な、西部開拓時代もといアメリカを代表する名ライフル。
「西部を征服した銃」と呼ばれ、多くの西部劇に登場する。 ウィンチェスター社初の銃であるM1866に様々
な改良を加えたもので、西部開拓民が先住民と戦う際に多く使用された。制式名がM1873で口径が同じで
あることから、コルト SAAの相棒ともいわれる。
アメリカのドラマ『拳銃無宿』で、主人公のジョッシュ ランドールが改造したM1873を使用し人気が出た。
この改造M1873は主人公ランドールの名を取ってランダルカスタム(またはランドールカスタム)と呼ばれ、
後の作品でも広く使われるようになった。
1892年には更に改良が加えられ、より完成度が高くなったM1892が登場した。しかし、これらのレバー
アクションライフルはいずれも強度の関係上、威力の高いライフルカートリッジの使用ができず、拳銃弾
の使用を余儀なくされた。そこで天才銃器設計家として名高いジョン モーゼス ブラウニングがM1892を
ベースに、レバーアクション機構を継承しつつ新機構を採用したレバーアクションライフルを設計。それが
上記画像のM94(M1894)である。
こうして.30-30Winchester弾をはじめ、強力なライフルカートリッジの使用が可能となったレバーアクション
ライフルが誕生し、その後の他社製レバーアクションライフルにも大きく影響を及ぼした。ただ、その時には
既に連発式ライフルの主流の座はボルトアクションライフルに奪われていた為か、M94が軍用ライフルとして
使用されることはあまりなかった。
それでも狩猟用ライフルとしてはベストセラーとなり、22口径のM9422や.410ゲージのM9410など、多数の
バリエーションモデルが作られた。
製造元のUSリピーティング アームズ社によると、2006年の3月でアメリカ国内の工場は全て閉鎖され、
ウィンチェスター銃はその140年近い歴史に幕を下ろすことが決まっている。ただし現在も狩猟用として各国
で使われ続けているので、国外での生産は続くようである。
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