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全長 |
重量 |
口径 |
装弾数 |
製造国 |
1560mm |
38.0kg |
12.7mmx99 |
100
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アメリカ |
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対軽装甲車両を目的として開発された重機関銃の傑作品。1921年にジョン ブラウニングが設計した水冷
式のブラウニングM1(M1921)を、1933年に軍が空冷式に改良したもの。現在はFN社が製造を行っている。
桁外れな威力を持つ50口径弾を長時間のあいだ連続発射でき、悪環境での信頼性も高く、余計なパワー
ソースを必要とせず、整備性も良好と文句の付けようが無いほど完成度が高い。その完成度の高さは半
世紀以上経った現在においても他の追従を許さず、幾人もの銃工が本銃を超える銃を夢見て、そして破れ
ていった。
第二次大戦ではアメリカ軍の主力重機関銃として戦車や装甲車、航空機の搭載機銃として幅広く活躍
した。戦後もアメリカや日本などをはじめ、世界各国の主力重機関銃として今なお第一線で活躍している。
12.7mmと云う高威力であるM2は「対物火器」として対人使用は自粛が求められているが、戦場では
お構いなしで頻繁に対人で使われている。フォークランド戦争では陣地に籠もるアルゼンチン軍が装備
するスコープ付きM2に、質量共に優れるイギリス歩兵が多大な被害を受け、陣地1個1個に対して対戦車
ミサイルを撃ち込んで始末したとの逸話も持つ。
余談だがこの機関銃、人気番組トリビアの泉のコーナー、トリビアの種に「日本刀とマシンガンどっちが
強いか?」という応募が寄せられた時、マシンガンの代表に選ばれた。ちなみにどちらが勝ったかと言うと、
発射後7発目にM2が日本刀を真っ二つにへし折った(当然と言えば当然だが)。
時々誤って"50mm機関銃"と書かれるが当然間違い(恐らく50「口径」を「mm」と勘違いしている)。それは
既に銃ではない。
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登場作品 |
使用者 |
備考 |
エグゼクティブ・ターゲット |
テロリスト |
− |
地獄の黙示録 |
ランス |
− |
戦略大作戦 |
ケリー |
M4戦車搭載型、AN-M3(何故?) |
ジャッカル |
ジャッカル |
遠隔操作可能
望遠スコープ
ビデオカメラ
ポーランド製ZSU-33
劣化ウラン弾(弾頭は炸裂弾) |
ソルジャー |
トッド |
− |
ブラックホーク・ダウン |
− |
項目参照 |
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