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モデル |
全長 |
重量 |
口径 |
総弾数 |
製造国 |
TT33 |
194mm |
858g |
30Tokarev |
8+1 |
ソビエト |
五四式手槍 |
194mm |
840g |
30Tokarev |
8+1 |
中国 |
M68 |
185mm |
795g |
30Tokarev |
14+1 |
北朝鮮 |
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正式名称はトゥルスキー トカレヴァ(Tulski Tokareva)。ソビエトのヒョードル バジレヴィッチ トカレフ
(Fyodor Vasilievich Tokarev)技師がコルト ガバメントを参考に開発した自動拳銃。
1930年に「TT30」の名前でソビエト軍に制式採用され、1933年に「TT33」へと改修されている。
第二次大戦を戦い抜いた名銃であり、オリジナルは1953年に製造を終了したが、東側諸国で多数ライセンス
/コピー生産された。
弾丸は.30Mauser弾を参考にした.30Tokarev弾を使用する。これは、ライフル弾と同様、薬莢の先が酒
瓶の様にすぼんでいる『ボトルネック』カートリッジであり、弾速が速く貫通力に優れている。しかし、それが
アダとなって人体に命中しても貫通してしまい、拳銃としてはストッピングパワーは低い。
なお、トカレフは訓練された兵士が使用することを前提にしており、安全装置が一切存在しない。『とにかく
弾が前に飛び、大量生産が出来る自動拳銃』が欲しかったソ連の苦肉の策であったが、人命軽視のお国柄
もおおいに関係していると思われる。ただし、中国製の五四式拳銃ではサムセーフティが付けられている。
蛇足ながら、一時期日本を騒がしたトカレフ(黒星)はこのTT33では無く、中国製の粗悪コピー品である
五四式拳銃の方である。しかし、実際には中国製だけでなくソ連製、さらにはアメリカ製のトカレフも押収され
ている。 ちなみに国内押収品は、密輸時に船の底に沈めて持ち込むことが多いため、メッキされているもの
が多い。しかし、そのメッキ自体もおざなりで粗悪のため、さらに作動不良の原因となっている。
また、北朝鮮製のモデルは六八式拳銃と呼び、朝鮮人民軍や、北朝鮮国内の警察等で使用されている。
全長は他のモデルと比較して短く、内部にはFN ハイパワーに見られるような構造が取り入れられ、改良
されている。
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登場作品 |
使用者 |
備考 |
スターリングラード |
ソビエト軍兵士 |
− |
スワロウテイル |
ワン シャンシェン |
− |
ファイナル プロジェクト |
グレゴリ− イゴーロフ大佐 |
− |
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