|
モデル |
全長 |
重量 |
口径 |
総弾数 |
製造国 |
PM |
161mm |
730g |
9mmx18 |
8+1 |
ソビエト |
PMM |
167mm |
730g |
9mmx18
9mmPMM |
8+1 |
ロシア |
PMM-12 |
167mm |
760g |
9mmx18
9mmPMM |
12+1 |
ロシア |
|
マカロフまたはPM(Pistolet Makarova:マカロフ式拳銃)は1952年に開発され、ソビエト軍がトカレフ
に代わる制式拳銃として採用した小型自動拳銃である。
大型で威力の高いトカレフの反省からかマカロフはワルサー PPに似て携帯性に優れ、取り回しが良い
銃として評価が高い。これはソビエト軍が戦場での拳銃の必要性を見直し、拳銃を主力火器としてではなく、
副次的な装備として考え始めた結果だと云われている。
1994年に登場したPMM(Pistolet Makarova Modified:マカロフ式拳銃改良型)はPMの改良版で、
ボディアーマーなどの普及により9mmPM弾の威力不足が露呈したことから、新型強装弾である9mmPMM弾
を使用するコンセプトで開発された。同時にリアサイトの大型化とグリップ形状の変更、安全装置の追加
など、近代的改修が施されている。
こうして優れた小型拳銃として広まったマカロフは、ソビエト、中国を始めとした東側諸国で大量に生産され
今なお現役である。
しかし、現在ロシア軍ではPMは制式拳銃ではなく、日本にもどんどん流れてきており、統計年度によって
はトカレフを上回る押収量となっている。
|
|
|
銃火器の画像解説文は、各銃器メーカーより転載しています。
転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 |
|
|