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全長 |
重量 |
口径 |
総弾数 |
製造国 |
183mm |
700g |
9mmx19 |
15+1 |
ドイツ |
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シグザウエルが2004年に発表した自動拳銃。
シグにとっては、SP2340シリーズに次ぐポリマー第2世代と言えるモデルだが、SPシリーズとは別系統と
言えるほど非常に斬新なコンセプトが多数盛り込まれている。
P250DCcは、警察機関の要請から作られたモデルで、フレームは耐衝撃ポリマー製。トリガーはDAO
(ダブルアクションオンリー)だが、ショートリセットメカニズムという2発目以降は3ミリほどのトリガー動作
で撃てるシステムが搭載されている。 スライドストップはアンビで両側にあり、デコッキングレバーなどの
マニュアルセーフティは無く、かわりに自動化されたファイアリングピン・セーフティを装備している。
最大の特徴はその新型ポリマーフレームモジュールで、従来のポリマー製フレームからあるバックストラップ
やグリップパネル交換方式をさらに進化させたもの。SPシリーズでは一体型グリップパネルを交換出来たが
このP250の場合、フレームそのものを好みや用途に合わせて取り替えることが出来る。それを可能にした
のがスライドを支える金属レール部分とトリガーユニットを一体化したインナーシャーシである。 これは単に
交換が容易というだけではなく、このインナーシャーシを基本として、スライド、フレーム、マガジンを交換する
ことで、どんなサイズや口径にもコンバートすることができる。つまり1挺買えば、様々なサイズ、口径のタイプ
に変更することが可能となっている。
また通常、法的な扱いでは拳銃のフレーム部が1挺の銃扱いになるため、サイズ違いのフレームを買うには
登録義務が生じるが、P250のモジュラーシステムでは、このインナーシャーシにトリガー、ハンマーユニット
が組み込まれ、なおかつシリアルナンバーがあるため、他のポリマーフレーム拳銃と異なり、法律上はこの
ユニットがそれに該当するので、フレームを他のサイズにコンバートしても法的には同じ銃として扱われる。
現在のところ、3種類のフレーム、スライド、バックストラップが設定されている。
ちなみにDCcの意味は、Defense Concept。
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