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全長 |
重量 |
口径 |
装弾数 |
製造国 |
245mm |
1210g |
.45ACP |
10/12+1 |
ドイツ |
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愛称である「ソーコム ピストル」の名前が有名な、特殊部隊向け大型自動拳銃。
US SOCOM(米国軍特殊部隊司令部)は次期採用銃として無茶苦茶な要求の銃――総弾数が豊富で
ジャムが起きにくく、寒冷地や砂漠地でも正常に動き、海水に数時間浸した直後でも正常に稼動する
45口径銃――の開発を各社に依頼。この要求に対してドイツのH&K社は、開発中だったUSPをベースに
様々な改良を加えて要求値をクリアした銃を完成。トライアルではコルト社の候補銃を押しのけMK23の
名前で制式採用された。
この銃は、多くの特徴を同社のUSPから受け継いでいるが、いくつかの改良が加えられている。命中精度を
向上させるため、バレルとスライドは鍛造鋼の塊から切削して造られ、延長されたバレルには、サイレンサー
を装着できるようネジが切られている。そして、高価なポリゴナル・ライフリング(多角形ライフリング)を採用
するとともに、スライドとのがたつきを極限まで減らすため、バレルに今までに例のない樹脂製の特殊Oリング
を装着し、高い命中精度を実現。また、USPでは2種類のセーフティ機能を一つのレバーで使い分けるため
に誤操作しやすいとの指摘があったことから、これらを独立させた。
特殊部隊の様々な任務に耐え得るようにと減音器やレーザーサイト、スコープ等が無加工で装着可能。
しかしその結果、同クラスの拳銃と比べて重量がかなり重く、マガジン脱着の煩雑さもあいまって現場での
評判は芳しくない。実際にアメリカ軍の特殊部隊では、このMk23ではなく、M1911A1を使うケースが非常
に多いと言われる。
Mk23の由来はMk22の後継機種という意味合いがある。ちなみにMK24は、シグ/ザウエルP226。
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