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全長 |
重量 |
口径 |
装弾数 |
製造国 |
192mm |
950g |
9mmx19 |
9+1 |
ドイツ |
192mm |
950g |
.45ACP |
7+1 |
ドイツ |
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H&K社が1970年に開発したダブルアクションピストル。
「S」は「Spannabzug」の頭文字で、ダブルアクショントリガーのことを意味する。
同社の主力モデルであるG3やMP5と同じローラーロッキングシステムが組み込まれ、バレル固定式の
ために、命中精度が高い。
フレームの一部(フレーム前面下部からトリガーガード、グリップのフロントストラップまで一体成型)が開発
当時としては珍しいプラスチック製で、プラスチックという素材をグリップ以外に使用した最初の事例(フレーム
からグリップに至るまでプラスチックで一体成型とする設計は、1972年登場のVP70が最初)である。
コンベンショナルダブルアクションながら、ハンマーは内蔵式となっている。このため、ハンマーを手動で
コックしてシングルアクションで発砲するための、ハンマーコッキングレバーが、フレームの左側面に設けられ
ている。
スライド左側面のマニュアルセイフティは、トリガーやハンマーをロックするのではなく、内部のファイア
リングピンをロックする仕組みである。これにより本銃は、セイフONでトリガーを引けば、ハンマーがファイア
リングピンを勢いよく叩いてデコッキングされるという、射手をヒヤヒヤとさせるデコック方法となっている。
9mm仕様以外にも.45ACPや.30ルガー弾仕様のモデルが存在する。P9Sがロングストロークのダブルアク
ションであるのに対し、P9というシングルアクションのモデルもあった。現在はどのモデルも生産終了のよう
で、H&K社のカタログに掲載されていない。
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