|
全長 |
重量 |
口径 |
総弾数 |
製造国 |
240mm |
1170g |
9mmx19 |
20+1 |
イタリア |
|
機関銃を持つマフィアやテロ集団に対抗すると云う名目で、イタリア政府がベレッタ社に要請し、M92を
ベースに改良を加えたのがこのM93R。拳銃ながらセミオートと3点バースト射撃の切り替えが可能な
機関拳銃(マシンピストル)となっている。
1stバージョンと2ndバージョンの2タイプが存在し、1stは長方形で6つ、2ndは菱形で3つのコンペンセイター
がくり抜かれている。
M1951Rでの教訓を活かし、制御が難しい上にすぐ弾切れになるフルオートではなく3点バーストになって
いる。トリガーガードの前部にあるのは、折り畳み式のフォアグリップで、3点バースト時の制御を容易にする
ためのもの。
身辺警護や特殊任務用の公用拳銃というその名目上、本来は市販されていない。が、需要あれば供給
有り。何処からともなく流出し結構な数が出回っている。
映画「ロボコップ」で主人公であるロボコップが使用しているオート9は、本銃がベースのプロップガン。
スクリーン上での見栄えを重視した派手なカスタムモデルで実在こそしないが、作品が公開されてから時間
が経っているにも関わらず、根強い人気があり、最近では「シン シティ」など、「ロボコップ」以外の映画にも
登場している。
この銃と言えばロボコップが連想されるほどの有名なプロップガンであるが、公開後、後に玩具銃メーカー
旧MGCエアガンも発売された。現在では、MGCの元下請けから独立したメーカー、KSCが製作している。
この旧MGC製のエアガンが本物のプロップガン以上にあまりにも出来がよかったために、その銃を日本の
銃器雑誌のスタッフが当時クランクインしていた「ロボコップ2」の撮影スタッフに見せたところ、「日本じゃ俺
たちが何ヶ月もかかって作ったオート9が、こんな精巧でリアルなオモチャとして、そこらの玩具店で売って
るのか!?」と驚愕し、苦笑したという。
|
|
|
銃火器の画像解説文は、各銃器メーカーより転載しています。
転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 |
|
|