|
モデル |
全長 |
重量 |
口径 |
総弾数 |
製造国 |
M84 |
172mm |
660g |
.380ACP |
13+1 |
イタリア |
M85 |
172mm |
620g |
.380ACP |
8+1 |
イタリア |
M87 |
172mm |
570g |
.22LR |
7+1 |
イタリア |
|
ベレッタ社製の中型自動拳銃。
M92の姉妹品M81の小型版であり、同クラスの拳銃としては強力な.380ACP弾を13発装填できる。
携帯するには少々大きめだが、癖が無いため初心者や公的機関の制服組などによく使用されている。
現在は一部デザインを改良したM84F型が主流であり、“チーター”の名称で生産が継続中。また、これとは
別に単列弾倉を採用したモデルはM85の名前で、日本の厚生労働省・麻薬取締部の捜査官が護身用に
携帯している(ただし、麻薬で感覚が麻痺している相手と互角に渡り合えるかは少々疑問)。他にも.22口径
のM87、.22口径スポーツモデルのM89、M85のバレルをチップアップにしたM86(現在は生産終了)がある。
このM84Fの北米向け委託生産モデルをブラウニングBDA 380(欧州仕様は140DA)と言い、ショート
リコイルを使用しないブローバックだが、根幹のシステムは同一である。これはいわゆる『迂回生産・販売』
が目的であり、銃器メーカーが新たな販路を開拓するために行う非常手段である。当時、公的機関向け以外
にアメリカでの販路を持っていなかったベレッタ社が、知名度のあったFN社に委託して販路を確立したため、
その過程で生じたモデルであるようだ。
|
|
|
銃火器の画像解説文は、各銃器メーカーより転載しています。
転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 |
|
|