|
全長 |
重量 |
口径 |
装弾数 |
製造国 |
1103mm |
4.32kg |
7.62mmx63 |
8 |
アメリカ |
|
スプリングフィールド M1903の後継として開発された自動小銃。
制式名称は「U.S.Rifle Cal.30.MODEL1」だが、一般的には開発者ジョン C ガーランドの名前を取って
「M1ガーランド」とも呼ばれる。
1936年にアメリカ陸軍の制式小銃として採用され、第二次大戦や朝鮮戦争でアメリカ陸軍の主力小銃と
して活躍。 特に第二次大戦では、諸外国が1発ごとにコッキングを必要とするボルトアクション式の小銃を
主力としている中、照準したまま連続して8発撃てるセミオート銃は絶大な威力を発揮。また当時としては
異例の統一規格の採用により、ガーランド同士なら部品の共用が可能な整備性の高さも示し、気難し屋の
パットン将軍をして「俺はM1(ガーランド)以上の素晴らしい武器を見たこと無い」と云わしめた。
オートライフルが主力軍用ライフルとして大規模に実戦投入されたのは1942年のガダルカナル戦である。
当時、ほとんどの国はオートライフル開発のコストや技術的な問題を解決できず、主力ライフルとしてボルト
アクションライフルを使用していた。アメリカはその強大な生産力と合理性を背景に、上陸部隊のほとんど
全てにM1ガーランドを配備するという、当時としてはとんでもないことをやることが出来たのである。
対する防御側の日本軍はボルトアクションライフルを使用していたが、アメリカ軍のオートライフルは引き金
を引くだけで連射できるので、日本軍が1発撃つ間に5発10発の敵弾が返ってきた。 アメリカ軍は、戦略
以上にM1ガーランドの大量投入によってガダルカナルの勝利を得たといっても過言ではない。
このように当時としては画期的な歩兵銃であったM1ガーランドだが、欠点もある。それは弾倉としてクリップ
を使用していることで、その構造上クリップには追加で弾を補填することができない。また、弾切れになると
クリップが排出されて「ガシャーン!!」と音が鳴るが、これにより相手側に自分の弾切れを教えることになる
のではないか? と考えられた。しかしながら、銃撃戦において相手側はそれを気に留めることができる状況
ではなく、あまり気にする必要は無かったようである。
自衛隊も64式小銃を制式採用するまで本銃を使用しており、無骨なデザインが気に入られたのか儀仗銃
として今なお現役である。
|
|
登場作品 |
使用者 |
備考 |
ウインドトーカーズ |
パパス
ネリー
米海兵隊員 |
− |
ジョーズ |
クイント
ブロディ署長 |
− |
プライベート ライアン |
アドリアン・カパーゾ 一等兵
メリッシュ 一等兵
アパム 伍長
ジェームズ・ライアン 二等兵
アメリカ第1歩兵師団兵
アメリカ第82空挺師団兵
アメリカ第101空挺師団兵 |
−
−
−
−
オマハ海岸攻撃部隊
オマハ海岸攻撃部隊
中盤以降のアメリカ兵
|
ブラザーフッド |
ジンテ一等兵 |
− |
ランド・オブ・ザ・デッド |
チャーリー |
− |
|
銃火器の画像解説文は、各銃器メーカーより転載しています。
転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 |
|
|